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新型コロナウイルス その95 SARS


 新型コロナワクチン接種は昨日5700万人を超えました。国民の約半分が接種済みです。しかし、感染者(PCR陽性者)は2万人を突破し、まだまだ増える勢いです。政府・専門家は国民に危機感が足りない、もっと自粛をし、仕事に出かけてはいけない、川でバーベキューもいけないと呼びかけています。1年半の間に4回の緊急事態宣言を出し、ワクチン接種は国民の半分に達しているにもかかわらず、未だに国民の危機感が足りない、コロナ禍が収まらないのは国民のせいだと言っています。また、それを新聞、メディアが煽っています。単純に、小学生でもわかる問題で、ワクチン接種が急速に進んでから、感染者が激増しています。確かにワクチンで体に炎症(発熱、全身倦怠感等)を起こしておけば、抗体ができ、重症化を防ぐことはできますが、感染を防ぐことはできません。発熱すればPCR検査を行いますが、mRNAワクチンのDNAも検出してしまいます。これではいつまでたっても感染者は増えるばかりです。SARSは2002年11月16日に、中国南部広東省で非定型性肺炎の患者が報告されたのに端を発し、北半球のインド以東のアジアとカナダを中心に32の地域や国々へ拡大しました。中国では初期に305人の患者(死亡例5人)が発生し、2003年3月初めには旅行者を介してベトナムのハノイ市や香港での院内感染を引き起こしました。同年3月12日にWHOは、全世界に向けて異形肺炎の流行に関する注意喚起(Global Alert)を発し、本格的調査を開始しました。3月15日には、原因不明の重症呼吸器疾患としてSevere Acute Respiratory Syndrome(SARS)と名付け、「世界規模の健康上の脅威」と位置づけ、異例の旅行勧告も発表しました。2003年12月時点のデータによれば、報告症例数は、2002年11月〜2003年8月に中国を中心に8,096人で、うち774人が死亡しています。1,707人(21%)が医療従事者でした。WHOを中心とした各国の「隔離と検疫」対策により収束が図られ、2003年4月16日の新型のSARSコロナウイルス(SARS‐CoV)特定に続き、7月5日終息宣言が出されました。日本では、集団発生期間中に報告のあった可能性例16例と疑い例52例すべてが、他の診断がつき取り下げられました。今回の新型コロナウイルスとの決定的な違いはSARS‐CoVの病原体が分離・同定されているということです。昨年1月7日、「Nature」に発表された中国論文では、ウイルスが単離されていません。PCR検査でSARS‐CoVと遺伝子が77.2%一致すると書かれているだけです。したがって、SARS‐CoVとは違う新型のコロナウイルスではないかと推測しているにすぎません。その2週間後にWHOが感染拡大を考慮して、SARS‐CoV‐2と名付け、その後のパンデミックを招きました。しかも、同じPCR検査がスタンダード検査になりました。わが国では今年6月から本格的にワクチン接種が始まりましたが、その後、爆発的に陽性者が増えています。当院では今までに335例のPCR検査を行いましたが、陽性者数は27人です。これまで5%程度だった陽性率が倍に跳ね上がっています。これはワクチン接種が原因と考えなければ説明がつきません。いくら国民にマスクを強要し、外出を制限しても感染は収まりません。またメディアに登場する専門家が、このことに触れません。当クリニックで、この1年半に86例の肺炎患者を診てきましたが、このうちPCR陽性者は3人です。入院した人は一人だけで、それも非定型性の器質化肺炎です。通常肺炎は片肺に影がありますが、この肺炎は両側にびまん性に斑状の陰影を呈します。またウイルス性肺炎にステロイド投与は禁忌ですが、この患者はステロイドの内服で軽快しています。長年臨床医として働いてきましたが、不可解なことが次から次へと起こっています。本当に、新型コロナウイルスというウイルスは存在するのでしょうか。


2021.8.15. 氷川台内科クリニック 院長 櫻田 二友

 

 

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