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 1日中ビルの中で診療している私が毎年楽しみにしていることがある。私たち家族の郷里は九州の福岡。ちょうど佐賀県との県境、三瀬峠に近い田舎である。毎年お盆の夏休みを使って家族でお墓参りに帰る。私は高校生までここで過ごした。福岡のいいところは山と海が近いところである。また工場が少ないため海もきれいだ。現在、九州大学は海に近い博多湾の突端、糸島郡に移転されたが、この近くに遠浅の海水浴場がある。といっても監視員がいるわけでもなく、いるのはただ数組の若者たちと家族づれである。私たちは毎年この海に出かけて1日遊ぶ。この沖合100m付近に40フィートほどの座礁した廃船が2隻ある。水深は15mほどだろうか。魚場にもなっていて、周辺にはグレやクロダイが居着いている。この上にはだれが作ったか海にせり出した木製のブランコ、滑り台がある。船の先端には板を張り合わせただけの飛び込み台もある。1日中この上から海に飛び込んで遊ぶのである。子供が小さいころは船まで行きつくこともできなかったが、今では3人とも数メートルもある船の先端のジャンプ台から飛び込むことができる。だれか溺れそうになると知らない若者が助けてくれる。昼には釣ってきた魚を焼いてバーベキューにして食べる。沖合には玄海島、志賀島、その先には壱岐の島が見える。もう何十年も変わらない私のふるさとの光景である。

2010.11.30.氷川台内科クリニック 院長 櫻田 ニ友
東京保険医新聞 2011年1月5・15日合併号 新春特集号より

 

 

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