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死について考える


 今年4月13日、14日、15日と日本内科学会が京都の都メッセであった。関西をはなれてもう20年、懐かしさもあってクリニックを休診にして前日から出かけて行った。朝早く品川から新幹線に乗り2時間半ほどで京都につく。東京は桜が散ってほとんど残ってなかったが、京都は満開だった。そのためどこも観光客で混雑していた。午前中、龍安寺、金閣寺、東寺とまわって最後に祇園を歩いてホテルに帰ろうと思いタクシーに乗った。祇園3丁目の交差点にでる一方通行の道路に入ったところで車が渋滞で動かなくなった。まったく様子がわからない。タクシーの運転手さんも40年この仕事をしているがこんなことは初めてだと話す。そのうちヘリコプターが空を何台もまわり始めた。周囲も騒然としてきた。そう、車が暴走して7人の通行人を跳ね飛ばし死亡させた事故が目の前で起こっていたのである。昨年から大震災、原発事故、高速道の事故等いつ災難に会うかわからない。まったく準備もなくあっという間に一生が終わってしまう。反対に準備をしていても悲しい結果に終わってしまう人生もある。私の山あり谷ありの人生も4分の3が過ぎ、もう第4コーナーを回りおわったところである。クラシック音楽でいうカデンツァが始まった。これからいつ終わるかわからない命の続く限り診察室の窓を通してさまざまな人生、命と向き合っていこうと考えている。そのための1日1日を大切にしたいと思う。

2012.7.2.氷川台内科クリニック 院長 櫻田 ニ友
東京保険医新聞 2012年9月5日号より

 

 

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